2018年10月25日
こんにちは、アースケアの下田梨絵です。
アクアテクトゲルの効果については、ウキウキメイトからよくご質問をいただきます。
その中でも多いのが『美白効果』についてです。
おそらく、このご質問をくださる方の多くは、「美白化粧品のような効果はあるのかな?」という疑問から、こう尋ねてくださるのだと思います。
この点でお答えすると、アクアテクトゲルに美白効果はありません。
美白成分は、一切配合していません。
アクアテクトゲルの効果は、あくまでも『保湿』です。
とお話すると、
「な~んだ、じゃあ、シミを解消するには美白化粧品が必要ね!」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もし、あなたもそう思われたなら・・・
お気を付けください。
よくある『化粧品の落とし穴』に、はまってしまっているかもしれません。
どういうことか、詳しくお話します。
最後までお読みいただけたら、
という場合には、きっと、納得のいくスキンケアの参考になると思います。
少し長くなりますが、お付き合いよろしくお願いいたします。
ではさっそく進めていきましょう。
ショック・・・
美白化粧品でシミは消えない
美白化粧品を使うと、シミやくすみがなくなる。
肌が白くなる。
というのは、残念ながら誤解です。
ご存知のとおり、すべての化粧品・医薬部外品は、薬機法(旧・薬事法)という法律で、その効果や表現方法を規定されています。
『美白』についてはどうかというと・・・
実は、『美白』や、『ホワイトニング』は、薬機法で認められた効果ではありません。
肌の色が白くなると誤解を招くことも、本当は禁じられています。
そのため、『美白』や『ホワイトニング』という表現を使う際には誤解を招かないよう、必ず『注意書き』を書くことが定められています。
雑誌やテレビのCMで美白化粧品の広告を見かけられたら、ちょっと意識して探してみてください。
この文言が、端っこのほうに書いてあるはずです。
肌本来の色そのものが変化する表現や、できてしまったシミ・そばかすをなくす表現は認められていません。
つまり、美白化粧品の目的は、シミ・そばかすを『予防』することなんですね。
美白化粧品の4つの疑問
さらに、美白化粧品には、その効果についていくつかの疑問点が挙げられます。
簡単にご説明します。
疑問【1】 美白化粧品は、どこまで届くの?
美白成分の作用のひとつは、メラニン色素の生成を抑制することです。
でも、化粧品は、メラニン色素を生成しているメラノサイトには、たどり着くことができません。
肌の一番表面にある『角質層』、これが邪魔をするからです。
私たちがよく『バリア機能』と呼んでいるものです。
この角質層は、私たちの体の防御壁となって、体の内部に異物が侵入しないよう守ってくれています。
異物というのは、ウイルスやホコリ、紫外線などはもちろん、化粧品もそうです。
体に入ってしまうと異物です。
ですから、どんな化粧品も、浸透するのは角質層まで。
それより奥に、進むことはできません。
一方、メラニン色素を生成するメラノサイトは、角質層よりさらに奥にあります。
だから、どんなに『美白』を謳った化粧品であっても、それが化粧品である限り、メラノサイトで行われるメラニンの生成に直接かかわることはできないのです。
疑問【2】バリア機能っていらないの?
でも、世の中には、
『角質層よりも奥に達することができる』
といわれる化粧品があります。
『医薬部外品』と呼ばれる化粧品です。
実際、美白化粧品の多くは、この医薬部外品に分類されます。
「なんだ、じゃあ、角質層とかバリア機能とか、関係ないじゃない」
と思われるかもしれませんが、よーく考えてみてください。
体を守るために存在するバリア機能をムリヤリ破って、その奥に、化粧品の成分を届けるのって・・・本当に肌にいいことなんでしょうか?
もちろん、そのおかげで美白成分がメラノサイトに働きかけ、シミの発生を防ぐことができれば、やっぱり嬉しいですよね。
でも、他に影響はないのかな・・・というのが、気になります。
私たちはふだん、肌を刺激から守るためや、肌の水分を守るために、バリア機能を高めるスキンケアを行っています。
一方、美白化粧品を使う時には、シミを改善するために、バリア機能の役割を無くそうとします。
相反することを、都合よく、バランスよく、実現することが、本当に可能なのでしょうか?
この疑問へのひとつの答えが、2013年に起こった『白斑問題』です。
あれは、美白化粧品が、体の機能に反する作用をもたらした結果だと言えます。
疑問【3】 メラニンの生成、抑えていいの?
仮に、美白化粧品が、体に害を与えることなくバリア機能を通過し、メラノサイトに働きかけられるとしましょう。
そして、美白化粧品が謳っているとおりに、メラニン色素の生成が抑制されたとします。
実は、ここにも疑問を感じます。
メラニン色素の生成を抑制して、いいのでしょうか?
メラニン色素が黒くなるのは、紫外線などの外部の刺激から肌を守るためです。
もしメラニン色素がなければ、確かにシミはできないかもしれませんが、紫外線はこれまで以上に肌の内部にまで達し、肌を支えるコラーゲン線維や、細胞を遺伝子レベルで傷つけます。
その結果、肌には深いしわができ、顔がたるみ、場合によっては、皮膚ガンなどの重大な病気を引き起こすことも十分考えられます。
これって、私たちが実現したい『シミのない美しい肌』とはかけ離れているのではないでしょうか?
つまり、『メラニン色素の生成を抑える』という美白成分の性質そのものに、疑問を感じるのです。
疑問【4】 効果の『程度』は、現実的なの?
とは言え、いくら誤解や疑惑の多い美容業界でも、全く効果のないものを販売することはないと思います。(思いたいです)
ですから、美白化粧品には、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ効果が、実際にあるのだと思います。
4つ目の疑問は、その『程度』です。
例えば、です。
『メラニン色素の生成を抑える成分A』があるとします。
ただし、その効果を発揮するのは濃度100%の場合です。
この成分Aを0.05%配合して美白化粧品を作ります。
この場合、化粧品会社は、「配合成分には、メラニン色素の生成を抑える効果があります」と言います。
どういうことか、イメージしていただけるでしょうか?
この化粧品会社は、ウソはついていません。
でも、配合された美白成分は効果を発揮するには十分でないため、この化粧品を使っても、メラニン色素の生成はほとんど抑えられないでしょう。
つまり、化粧品の実際の効果と、消費者が期待する効果との間に、大きなギャップが生まれるのです。
もし、美白化粧品の作用がこのようなものだとして、「美白化粧品はシミに効果がありますか?」と聞かれたら、『メラニン色素の生成を、ほんの少しでもいいから抑える』という意味では、イエスと言えるかもしれません。
でも、『シミが消えてしまうような効果があるか?』というと、ノーでしょう。
そして、美白化粧品を使う人が期待する『効果』は、おそらく、後者のほうだと思います。
シミを改善するために
化粧品ができること
以上を踏まえると、「美白化粧品を使ってシミが消えるか?」という質問には、ノーと言わざるを得ません。
たとえ消えたとしても、肌や体にとって安全ではない恐れがあります。
特に、敏感肌・乾燥肌のウキウキメイトの皆さまには、おすすめしません。
ここまでの話だと、できてしまったシミに対して、化粧品は手も足も出ない感じですよね。
でも!
実は、化粧品の効果の中で、できてしまったシミに対して、確実性の高い効果がひとつだけあります。
その効果をきちんと発揮させれば、できてしまったシミに対してアプローチすることが可能です。
そこで活躍するのが、実は!
いつもご使用いただいているアクアテクトゲルなのです。
アクアテクトゲルで、美白ができる理由
化粧品でできる確実性の高いシミ対策。
それは、『肌にたまってしまった余分なメラニン色素を排出する』ことです。
シミは、肌の角質層にメラニン色素が必要以上にとどまっている状態をさします。
ですから、メラニン色素を体外に排出させられれば、シミはなくなり、肌は本来の色を取り戻します。
実は、この『排出』を促すのが、保湿の力なのです。
肌を保湿すると、肌が本来持っているターンオーバー(生まれ変わり)の働きを高めることができます。
そうすると、肌にとどまっているメラニン色素が次第に肌表面に押し上げられ、排出されます。
その結果、できてしまったシミが薄くなったり、目立ちにくくなることが、十分期待できるのです。
この作用、どこかで聞いたお話ですよね?
そうです、いつも、アクシリオで皆さんが行っているスキンケアが、まさにこれなのです!
『保湿』=一番効果的なシミ対策
シミというのは、
このどちらか、もしくは、両方が起こっている状態です。
ですから、
この2つが、根本的なシミの改善方法です。
それならば、一番効果的なシミ対策は、
です。
いつもお伝えしているスキンケアでできることばかりですね♪
保湿は、肌や体のメカニズムに矛盾する美白成分と違って、肌の働きそのものを促すだけです。
ですから、どんな肌質にとっても安全で、安心して行えます。
さらに、より改善を早めたい場合には、ピーリングゲルで、ターンオーバーを促すことも効果的です。
実際、『やさしいUVカットミルクで紫外線をカットし、ダブルクレンジングゲルでの洗顔後はアクアテクトゲルと、ピーリングゲルだけ』というお手入れで保湿をしっかりと続けられた方々から、
「シミが薄くなってきた」
「肌の色が明るくなった」
という声はたくさんいただきます。
美白化粧品の効果は、この基本的なスキンケアの効果にはおそらく及ばないでしょう。
ですから、シミを改善したいウキウキメイトの皆さまには、『肌に刺激を与えるかもしれず、かつ、効果が期待できない美白化粧品』を使うよりも、『肌に対して安全で、効果を期待できるアクアテクトゲル』を使って毎日保湿のケアをしっかりと行うことをおすすめいたします。
まとめ
保湿ケアって、地味で地道な方法ですよね。
それに対して、『美白化粧品』『美白ケア』って、その言葉だけでもとても魅力的です。
でも、肌の機能や構造を踏まえると、保湿ケアこそ、化粧品でできる唯一、そして一番確実なシミ対策です。
ウキウキメイトの皆さまは、どうぞこの『イメージの派手さ』に惑わされず、「肌にとってどれだけのプラスがあるのか?」という中身に目を向けて、スキンケアを選択してくださいませ^^
ということで、
「アクアテクトゲルに美白効果はありますか?」
という最初にいただいたご質問には、今回お話したことを踏まえて、
「効果はありますよ」
とお答えしたいと思います♪
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