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井上満喫ブログ

2019年02月01日

非常に危険!フリマアプリで売っている『使用済み化粧品』問題

こんにちは、井上です。
お元気ですか~?

最近では、すっかりポピュラーになったフリマアプリで化粧品を買う危険性について、お話したいと思います。

『フリマアプリ』とは?

フリーマーケットのオンライン版で、主に個人間で物品の売買を行えるスマートフォン用のアプリのことです。
『メルカリ』や『ラクマ』が有名ですね。
マネーロンダリングに使われるとか、お金や領収証が売られたり、マナーの悪い人とトラブルになったりといろいろ問題があげられますが、私たちにとって非常に身近な存在になりました。
少々の問題があったとしても、不用品を個人間で簡単に売買できてお小遣いが稼げるのは、かなり魅力的だということでしょう。
服やカバンのように、趣味嗜好や流行が強く反映されるものならなおさらです。
人気商品をうまく買う秘訣を身につければ、ほぼタダ同然で最新の商品を試し続けることもできます。
これからも、まだまだ発展するサービスになるでしょう。
フリマアプリは、個人的には便利なサービスだと思うのですが、一点気になることがあります。
これは、私自身が化粧品業界に身を置き、商品を企画・開発しているからだと思うのですが、使用済み化粧品の売買に対してです。

使用済み化粧品を買う危険性

ご存知の通り、化粧品は肌に直接つけるものです。
だから、多くの人は化粧品の安全性を重視しています。
無添加化粧品、オーガニック化粧品、天然由来成分配合化粧品といった分野が存在することがその証拠です。
本当は、このような化粧品が通常の化粧品より安全性が高いわけではありません。
でも、イメージ戦略を駆使して、安全なように思わせて、今のところその手法は一定の成功を収めています。
でも、こんなことよりももっと大切なことがあります。
防腐剤無添加とか、オーガニックとか、天然由来成分とか、そんなことはどうでもいいのです。
それよりも大切なのは、化粧品の腐敗です。
健康な肌の人でも腐敗した化粧品を使うとかなりの確率で肌トラブルを引き起こすでしょう。
本来、肌トラブルを改善するはずが、その原因となってしまいます。

そして、腐敗する可能性が最も高いのが『使用済み化粧品』です。
基本的に、腐敗する理由は、化粧品への菌の侵入です。
どのような化粧品でも、開封すると同時に空気中の菌が化粧品内部に侵入します。
つまり、使うたびに化粧品は腐敗のリスクにさらされていると言えます。

こんなことを言うと、化粧品を使うのを怖く感じるかもしれませんが事実です。
ただ、日本では化粧品を製造する際、防腐効果を持たせることが義務付けられています。
具体的には、開封しない場合で、3年間腐敗しないだけの防腐効果が必要となります。
このため、化粧品に使用される原料にも防腐剤が使われています。
だから、日本の決まりを守って日本で販売されている化粧品に、防腐剤が配合されていないことはありません。
一部、特殊な容器に小分けにして使い切りタイプのものがあります。確かに化粧品を製造する段階で防腐剤を配合してないとしても、原料に含まれているので、厳密に言うと、そういった化粧品にも防腐剤は配合されています。
だから、本当の意味で防腐剤無添加化粧品なんて存在しません。
そもそも防腐剤が肌に悪いこともありません。
単に、無理やり差別化するために作られたイメージです。
残念ながら、そういった嘘を信じている人が多いのが現状ですが。

こんなにある『化粧品が腐るリスク』

話を戻して、化粧品の中でも、腐敗しやすいものとそうでないものがあります。
化粧品全体の分野で言うと、保湿系のスキンケア化粧品は危険です。
コラーゲンやヒアルロン酸など菌が好む原料を配合してある場合が多いためです。
一方、洗浄目的の洗顔料やシャンプー、色物と呼ばれるファンデーションや口紅は、使用されている原料の特性上腐りにくいと言えます。
次に、形状ですが、水分が多いものほど腐りやすい傾向にあります。化粧水やゲルクリーム、美容液などですね。逆に、ほぼオイルで作られているハンドクリームのような形状は腐りにくいと言えます。
容器にも左右されます。
一番菌が侵入しやすいのは、口の大きい容器です。そういった意味では、チューブ容器が一番安全と言えます。逆に危険なのは、クリーム容器ですね。
さらに使い方でも変わってきます。
指を直接容器の中に入れると指についた菌が化粧品の奥にも侵入することになるので、腐敗しやすくなります。クリーム系の化粧品がそれにあたります。

このように、菌の繁殖は、その化粧品の特性や容器、使い方にかなり左右されます。
また、防腐剤がどれだけ配合されているかでも腐敗する確率は変わってきます。
でも、その化粧品の防腐剤の配合量なんて、化粧品をつくっている我々が見ても分かりません。
完全に把握できるとすれば、自社でつくっている化粧品ぐらいです。
他社がつくっている場合、その化粧品の処方を実際に書いている人しかわからないでしょう。

化粧品というのは、腐敗に対して非常に不確定要素が多いものです。
そのため、我々化粧品メーカーは、「保管する際は直射日光が当たらないところで、開封後は速やかにご使用ください」などの注意喚起をしています。
それでもまれに、私たちの想像を超える使い方をされる人がいます。
夏の炎天下、長時間、車のダッシュボードに置きっぱなしにしたり、蓋を開けたまま何日も放置していたり、出したものを再度中に入れたり、など。
このような使い方をしてしまうと、どんなに腐りにくい特性や容器であっても、しっかり防腐剤が配合されていても、肌トラブルを引き起こす要因になってしまいます。
私たちとしては、非常に怖い行為なのですが、救いなのは、自覚症状があるために私たちに相談していただけるということです。
もちろん、私たちの答えは、「廃棄してください」の一択です。

このように、使用済み化粧品には、目に見えないリスクが存在します。
化粧品の防腐効果だけではなく、以前の使用者がどのような使い方、どのような環境で保管していたか、など不確定な要素が多く、化粧品の内容物がどのような状況になっているのか、まったく判断できません。
どうしても使用済み化粧品を買いたい場合は、ここに書いた腐敗リスクを参考にしてもらってもいいですが、私の本音としては使って欲しくありません。
いくら安くても、今は肌トラブルが起きてなくても、いつか後悔する日がくると思います。
判断基準のひとつとして、今回お話したことをどうか知っておいてください。

※このコラムは手作り新聞115号に掲載されたものを加筆修正したものです。

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