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井上満喫ブログ

2018年11月13日

キレイ肌の大敵が進化!スモーカーズフェイスが急増中?!

こんにちは、井上です。
今日は、キレイ肌づくりにおいては、ぜひ知っておいていただきたいことをお話したいと思います。
手作り新聞111号(冬号)でお話したの続きです。
もし前回を見ておられないようであれば、『キレイ肌とタバコの関係性』をご覧ください。

『スモーカーズフェイス』って知っていますか?

タバコが体に悪いことは、だいたいの皆さんがご存知のことと思います。
その悪影響は、喫煙者本人以外に、『受動喫煙』として周りにも悪影響を及ぼします。
厚生労働省によると年間1万5千人が受動喫煙で亡くなっています。

肺がんおよび虚血性心疾患に脳卒中を加えた最近の推計結果によると,わが国で年間約1万5千人が受動喫煙で死亡している(肺がん 2480人,虚血性心疾患4460人,および脳卒中 8010人:2014年の死亡データに基づく)
引用元:喫煙の健康影響に関する検討会/厚生労働省ホームページ

 
具体的なり患リスクは、以下の通りです。

  • 脳卒中 1.29倍
  • 肺がん 1.28倍
  • 虚血性心疾患 1.23倍
  • SIDS 4.67倍

受動喫煙によって、それぞれ3割程度、リスクが高まっています。
特に悲惨なのは、1歳児未満のそれまで健康だった乳幼児が、何の予兆や病歴なく突然死するSIDS(乳幼児突然死症候群)です。
いまだ確たる原因はあきらかにされていませんが、SIDS発生の大きな危険因子だとされているのがタバコです。
妊娠中の母親が喫煙していた場合もそうですが、乳幼児は自分でタバコの煙を避けることができません。
そのため、ダイレクトにタバコの悪影響を受けてしまいます。

このようにタバコが体に悪いのは周知の事実なのですが、そのデメリットが見た目にもっとも顕著に現れるのが『肌』です。
そして、肌の中でも一番目立つのが『顔』です。
東北大学のホームページに、こんな興味深い記事が掲載されていました。

喫煙で見逃していけないのは、全身の老化です。
活性酸素などの影響で、全身の臓器は傷み、ちょうど老化が促進されたような状況になることがわかっています。
顕著にそれが現れやすい部分の一つが皮膚で、しわ、しみ、くすみ、たるみ、などの老化現象が喫煙者に際立っています。
喫煙者の顔にシワが多いことは繰り返し医学論文で報告されているのですが、面白いことに喫煙者の顔貌の全体的特徴が スモーカーズフェイス(喫煙者顔貌)と総称されてさまざまな形で報告されてきました。
引用元:禁煙を考えている方へのサポート情報 /東北大学ホームページ

 
その特徴は、以下の通りです。

スモーカーズフェイスの特徴
顔面の皮膚

  • 凸凹が目立ち、シワが多い
  • 全体がくすんだような黒ずんだ色(浅黒い) 
  • シミ(メラニン色素の局所的沈着)がある
  • そばかす、吹き出物が多い
  • まだらな赤ら顔
  • 時に骨が浮き上がる

口唇

  • かさかさして荒れて、周囲に放射状に深いシワがある
  • 黒ずんで暗紫色になる
  • 肥厚し、分厚く飛び出る(独特の口臭で非常に臭い)

歯ぐき

  • 歯肉の黒ずみ(メラニン色素沈着、笑うと目立つ)
  • 歯肉炎や歯槽膿漏で歯が抜けたり、歯並びが崩れている
  • 歯にヤニがついて、黄色くなっている

  • 目の下のクマ、下瞼のたるみ、若い人のちりめんジワ

上記のような容貌になることが喫煙と関係するのは、大きくは3つの要因があげられます。

一つ目は、血流の低下です。
タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があるため、全身の血流が低下します。
その結果、酸素や栄養が全身に行き渡らずに、老化が通常よりも促進されると考えられます。

二つ目は、体内のビタミンCの減少です。
タバコに含まれるニコチンやタールを体内で分解するためにはビタミンCが必要です。
「喫煙する人は、通常よりもビタミンCを多く摂る必要がある」と昔から言われるように、喫煙者と非喫煙者ではその消費量に大きな差があり、結果的に、体内でビタミンCが不足してしまいます。
ビタミンCはシミ・そばかす予防はもちろん、肌の弾力に関わるコラーゲン線維を作り出す材料にもなる大事な素材ですから、これが不足することは、肌トラブルの修復・修繕ができないことにつながるわけです。

三つ目は、メラニン色素が過剰に分泌されることです。
タバコに含まれる発がん物質である『ベンゾピレン』に紫外線が当たると、肌は炎症を起こし、メラニン色素が過剰に分泌されます。
喫煙者の肌がくすんで見えるのは、メラニン色素の含有量が多いことが原因です。
そして、喫煙を続ければ、メラニン色素が過剰に作られる状態も常態化してシミになります。
また、一つ目にあげたように血流も低下していると肌の新陳代謝も低下しますので、当然、シミは排出されずに、いつまでもそこにあり続けることでしょう。

スモーカーズフェイスの特徴を見て、どう思われますか?
『キレイ肌』とは対極の肌状態で、なかなかパンチが効いてますね。
とは言え、こうなることを覚悟して喫煙している人に文句は言えません。
それは個人の自由なので、私ごときがごちゃごちゃ言う権利はありません。
ただ、問題は『受動喫煙』です。
本人がスモーカーズフェイスになるのは覚悟の上でしょうけれど、そうではない人までスモーカーズフェイスにする権利はありません。タバコを吸っていないのに、スモーカーズフェイスになることは、なんとしても避けたいところです。
だから、キレイ肌を維持したい方は、自分が喫煙しないことはもちろん、喫煙環境を避けることが重要です。
ただ、これがなかなか大変なのです。
タバコの煙を避けるだけでは、ぜんぜんダメです。
これぐらいは気を付けておきたいものです。

1.タバコを吸った人に30分間は近づかない
目に見えないタバコの成分は、タバコを吸い終わった30分程度は呼気から出続けています。
例えば、タバコを吸った人と、その後、30分間、向かい合って話していると、その瞬間タバコを吸っていなくても、有害な成分を30分間浴びていることになります。

頼もしいことに、真摯に受動喫煙防止に取り組んでくれるところもあります。
4月1日より奈良県生駒市は、来場者と職員の受動喫煙防止のため、昼休憩時を除いて市職員の職務時間内の喫煙を禁止にしました。
さらに、「喫煙後45分間はエレベーターの利用を禁止」するというのです。
これはありがたいことですよね。
何かの申請のときには、市役所に行くことが多いです。
乳幼児や妊婦も当然、この機会が多いことでしょう。
職員だけが対象ですが、表示等により来場者にも協力を求める姿勢を続ける、とのこと。
こういう取り組みが増えるといいですね!

2.『三次喫煙』も徹底して回避する
三次喫煙とは、喫煙者の手や髪の毛、衣服などについている有害成分を浴びることです。
他にもカーテンやソファ、壁などに付着した有毒成分です。
洗えるものは良いのですが、壁やソファなんかは、簡単に洗えないのでやっかいです。
車の中なんかも悲惨ですね。
特に、小さな子供はそういった環境を回避させてあげたいものです。

3.加熱式電子タバコは危険!要注意!
最近は、『加熱式電子タバコ』に替える喫煙者が増えているようで、よく売れているそうです。
アイコス、グロー、プルームテックなどが有名ですね。
このような加熱式電子タバコは、それまでの燃焼式のタバコに比べて煙も出ず、ニオイも少ない特徴があります。
タバコ業界が出資した研究に基づいて、健康への悪影響が少ないと主張していますが、独立した信頼できる研究は存在しておらず、説得力のある証拠はまだありません。
ちなみに、日本禁煙学会や日本呼吸器学会は、「悪影響がある」という見解を発表しています。

    確認されたと言われる有害物質

  • ニコチン:燃焼式タバコとほぼ同レベル
  • アクロレイン:燃焼式タバコと同レベル
  • ホルムアルデヒド:燃焼式タバコと同レベル
  • ポロニウム:燃焼式タバコと同レベル
  • アセナフテン:燃焼式タバコの3倍
  • など

    参考:日本禁煙学会の『加熱式電子タバコ』に関する報告、日本呼吸器学会の『非燃焼・加熱式タバコや電子タバコに対する日本呼吸器学会の見解』

 
どうやら、電子タバコの健康被害はタバコとあまり変わらないようです。
単に、ニオイと煙がマシになっただけですね。
私の周りにも「アイコスに替えた」と、あたかも禁煙したかのようなテンションでドヤ顔する人がいます。
一応、「それまでの燃焼式タバコと同じ害があるよ」と伝えると、驚く人が大半です。
やはり、煙がでない・ニオイが少ないことで、なんとなく「害が無い」ように思えます。
そう思わせるように、販売側も工夫をしていますしね。
ただ、この事実を知った時、ちょっと怖くなりました。
確かに、タバコの煙やニオイは、非喫煙者にとって気分の良いものではありません。
これらが無くなることで、タバコのデメリットは軽減されます。
でも、よく考えてください。
これって、恐ろしくないですか?
「煙やニオイが少ないということは、タバコの毒性に気づきにくい」ということです。
さらに、吸っている本人は害がないと思い込んでいるので、人前でもガンガン吸います。
だから、受動喫煙する機会が増えます。
煙とニオイが少ないために、今、この瞬間、受動喫煙していたとしても気づかない場合もあるでしょう。
そうなると、知らないうちに、キレイ肌は失われて、着々とスモーカーズフェイスになっていきます。
今は、まだ若干、ニオイで分かりますが、これからどんどん研究が進んで完全にニオイが無くなったら?
下手したら、柔軟剤のような匂いブームにのっかって、良い香りになっているかも?
スモーカーズフェイス爆増ですね。
キレイ肌の敵ですね。

これに加えて、最近のタバコ業界は、加熱式電子タバコが安全っぽいイメージを植え付けようと必死です。
やたら、テレビCMが流れていますよね。それに、最近では、禁煙マークの横に、加熱式タバコOKの表示を掲げている飲食店もあります。

こういったイメージにだまされて、こういったシールの貼られた飲食店に入ると、どんどんスモーカーズフェイス化が加速していきます。
こう考えると、タバコ業界もいらん研究をして、いらんものを開発してくれたな~と思います。

今までなら、煙やニオイで分かりやすかったのに、加熱式電子タバコが攻勢になればなるほど、キレイ肌を守るのが困難になります。
なぜ、百害あって一利なしのタバコの販売が許可されているのか、ほんと不思議です。

ただ、希望もあります。
いまや、喫煙者の割合は20%を切っています。
さらに、年々、20%近く減っています。
あと、5年もすれば、よほど依存度の高い一部の人しか吸っていなくなるでしょう。
そうなれば、タバコ業界自体が消滅します。
それを期待しつつ、私にできることと言えば、キレイ肌を守るための正しい知識を少しでも多くの人に広めていくことぐらいです。
これからも、キレイ肌作りのお手伝いとして、情報発信を行っていきたいと思います。

※このコラムは手作り新聞114号に掲載されたものと同じ内容です。

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